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2011.05.11 Wednesday

日本復興の青写真

JUGEMテーマ:日記・一般

☆未曾有の大災害となってしまった東日本大震災から早や2カ月。5月の時点で死者・行方不明者は2万人を超え、まだまだ被害の全容が見えたとは言い難い。怪我の功名であるが、日本人の多くが危機管理意識を高める契機になったと思う。それと同時に、普段は見ることのない「近代文明の脆さ」も露呈される結果になったように思う。

普段、私たちは電車や車に乗って移動をし、携帯で人と連絡を取り、コンビニでモノを買う。そのような当たり前の日常も、ひとたび事が起これば脆くも崩れ去ってしまう。道路が寸断されれば交通機関は止まり、燃料や電力の供給が間に合わなければ、エネルギーを消費することすらできなくなる。結果、物流はストップによりコンビニの棚はガラガラになり、買い貯め等のパニックが起こる。国外逃亡者も出る。持っていれば「なんとなく安心」の携帯も、震災直後はまったく役に立たなかった。「文明は案外脆い」のである。

管総理は一連の震災・原発事故の対応を批判され「初めてのことだから」と釈明した。実に興味深い事だが、阪神大震災当時の村山首相もほとんど同じように「初めてのことだから」と発言している。これが意味する事は何かと言えば、「有事を想定していない」という事である。そもそも今の憲法が「有事を想定していない」からしょうもないのだが、民主党政権になってからはますますその傾向が強まり、「事業仕分け」という安易なコストカットパフォーマンスで、公共事業を一切合財カットしてきたわけである。ただ忘れてはいけないのは、そうした政権を選んだのも、他ならぬ国民自身だということだ。

なにぶん初めてのことで…

この国は戦後右肩上がりの経済成長を続け、90年代以降は国家目標を失い「失われた20年」を経てきた。今私が思うのは、ここがまた大きな曲がり角ではないかと言う事だ。今の若い人を「草食系」と揶揄する向きもあるが、大量生産・大量消費のバブリーな感覚を人々はもうそれほど望んではいないはず。もうすっかりコンビニの照明が落ちている事にも慣れ、逆に今までがエネルギーを消費し過ぎていたと、多くの人が感じているはずだ。原発も少しずつ減らして新しいエネルギーを模索するのが望ましいだろう。

日本が「坂の上の雲」を目指す時代はもう終わりであって、いつまでも高度成長期やバブルの頃を基準に「不況だ不況だ」と嘆いていても始まらない。だからこの震災から「日本を復興させる」と言う時、単に元に戻すという事だけではなく、今後どのような国家ビジョンを描くことができるかが肝要になってくると思う。果たして現政権にそれができるか。

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